総２階造りの住宅で出隅から雨水が漏れてくるので見て欲しいとのご要望で現場調査の結果着工となりました。

　雪の荷重で軒樋が外側に大きく膨らみ傾斜が崩れ雨水が凍っています。

　左右の軒樋に雪の荷重が掛かり中心の出隅が割れてたものと推測されます。

　軒樋と軒樋金具を全て撤去しました。破風板金に傷を付けない様に注意して作業しました。

　変性コーキングで打ち込み金具の穴を埋めていきます。直径５ミリほどの穴から雨水が浸入して破風板を傷めない様にです。

　既存の打ち込み金具は立ち上がりで傾斜調整をしますので打ち込み穴が新規の軒樋金具の取り付け基準になりませんので墨を打ち取り付け位置を決めていきます。

　今回使用した軒樋金具はカーボネイトとステンレス製のスライド式（３０～６０）正面打ち吊り金具です。頑丈で耐久性にも優れています。

　玄関上の軒樋は垂木に横からビス止めできる横打ち吊り金具を使用しました。

　今回使用した軒樋はパナソニック製シビルスケアＰＣ－５０で亜鉛鋼板に樹脂をコーティングした耐久性耐候性に優れた軒樋です。紫外線のよる色あせも抑えてくれます。

　軒樋を９０度に繋ぐ役物でボンドを付けて固定します。

　軒樋同士をｼﾋﾞﾙｽｹｱ専用の軒継ぎ手で繋いでいきます。

　シビルスケア専用の継ぎ手は外側と内側で軒樋を挟む様にボンドで固定します。

　集水器を取り付ける位置にコールソーで６０パイの排水穴を開けます。縦樋との直線上に開けていきます。

　既存の集水器をと同じ位置に新しい集水器を取り付けていきます。

　集水器をのエルボーと縦樋のエルボーの距離を測ってから呼び樋で繋ぎました。

　集水器に鎖樋を取り付け綺麗に納まりました。

　インパクト用のきりを使って桟木にあわせ固定用の穴を開けていきます。

　６山ごとに波板をフックで固定していきます。

　今回使用したフックはカーボネイト製の２５ミリです。頑丈で耐久性にも優れています。

　８尺の波板を重ねが２山半で取り付けが終了しました。横枠にも綺麗に納まりこれで風や雨が降っても安心です。

　全ての工程が終了しました。

　これで何時雨が降っても安心です。