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洋瓦への屋根葺き替えでお家を大きくイメージチェンジ
 
最終更新2024年1月16日
 洋瓦はその名の通り、西洋由来の瓦です。スパニッシュ瓦、フレンチ瓦などと呼ばれるものもあります。「洋瓦なんて我が家には似合わないかな」とお悩みの方、実は純和風でも似合う洋瓦があるのです。
瓦屋根の葺き替えを考えている方は洋瓦もぜひ選択肢に加えましょう。
洋瓦のデザインや種類を実際の製品や事例とともにご紹介いたします。また、災害に強い種類の瓦や適した施工方法もございますので、ぜひ気になる洋瓦を見つけてみてください。
		
	瓦屋根の葺き替えを考えている方は洋瓦もぜひ選択肢に加えましょう。
洋瓦のデザインや種類を実際の製品や事例とともにご紹介いたします。また、災害に強い種類の瓦や適した施工方法もございますので、ぜひ気になる洋瓦を見つけてみてください。
【動画で確認「お洒落な洋瓦でイメージチェンジ」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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目次【非表示表示】
●洋瓦とは
-洋瓦と和瓦ではここが違う
-南欧発祥のS形瓦
-フランス発祥のF形瓦
-F形瓦の進化系M形(波形)瓦
-洋瓦の元祖、丸瓦
●和瓦でも洋瓦でも施工方法はほぼ共通
-湿度が高くても安心、現在の洋瓦は日本産
●貴方の家に似合う洋瓦はどれ? 形状別マッチング
-洋風のお家ならS形瓦がお薦め
-和洋折衷ならM形(波形)瓦
-被純和風でも全く問題なしのF瓦
-混ぜ葺きといった遊び心溢れる葺き方も
●同じ洋瓦に葺き替えるならしっかりとしたものを
-セメント瓦よりも粘土瓦を選びましょう
-お薦めは地震に強く、強風にも強い防災瓦
-瓦の下に雨水が入り込みにくい瓦もあります
●洋瓦のメンテナンス
●実際の施工例
-J形瓦からF形瓦へ
●瓦屋根のリフォーム・メンテナンスはお任せください
●まとめ
-洋瓦と和瓦ではここが違う
-南欧発祥のS形瓦
-フランス発祥のF形瓦
-F形瓦の進化系M形(波形)瓦
-洋瓦の元祖、丸瓦
●和瓦でも洋瓦でも施工方法はほぼ共通
-湿度が高くても安心、現在の洋瓦は日本産
●貴方の家に似合う洋瓦はどれ? 形状別マッチング
-洋風のお家ならS形瓦がお薦め
-和洋折衷ならM形(波形)瓦
-被純和風でも全く問題なしのF瓦
-混ぜ葺きといった遊び心溢れる葺き方も
●同じ洋瓦に葺き替えるならしっかりとしたものを
-セメント瓦よりも粘土瓦を選びましょう
-お薦めは地震に強く、強風にも強い防災瓦
-瓦の下に雨水が入り込みにくい瓦もあります
●洋瓦のメンテナンス
●実際の施工例
-J形瓦からF形瓦へ
●瓦屋根のリフォーム・メンテナンスはお任せください
●まとめ
 
その中でも代表的なのが地中海沿岸のなどの南欧風のもので、その建物の大きな特徴の1つとして挙げられるのが洋瓦になります。
 
ここでは日本でも使われることが多く、屋根葺き替えの際にぜひ選択肢に加えてもらいたい洋瓦をご紹介していきます。
 
洋瓦とは
スペイン製の瓦が日本に輸入されたのは大正時代で大正モダンの中、大流行したようです。現在、フランス製の瓦はF形瓦として、スペイン製の瓦はS形瓦として改良を重ねたものが販売されています。
・洋瓦と和瓦ではここが違う
現在、洋瓦と呼ばれるものでも日本の瓦メーカーが製造しているものが多いので、見た目以外に違う点はほとんどないと言って良いでしょう。
 
・スペイン発祥のS形瓦
 
部分によっては湾曲が強く、正面真横から断面を見るとS字型に近い形をしています。輸入されてやってきたものは後述の上丸瓦と下丸瓦でした。
 
<主な商品>
☑ 新東株式会社 セラム21
☑ 栄四郎瓦株式会社 カパラスKS40 など
・フランス発祥のF形瓦
 
現在、国内で流通しているものは日本で独自進化を遂げ、正方形に近い形をしています。F形型のFはFrenchではなくFlatのFで、それが示すように平らなのが特徴です。
見た目では屋根材と分からないような平たい板のような瓦もあります。
 
<主な商品>
☑新東株式会社 セラムFフラット
☑株式会社鶴弥 トラッドⅢ防災 など
・F形瓦の進化とも、S形瓦の進化とも言われるM形(波形)瓦
 
近年まで海外から輸入され、販売されていたものにもこのような形状の瓦があります。
 
<主な商品>
☑三州野安株式会社 セラマウント
☑東洋瓦株式会社 スーパートライ110タイプⅠ など
・洋瓦の元祖、丸瓦(上丸瓦と下丸瓦)
 
これが元祖のスパニッシュ瓦です。
沖縄の赤瓦と似たような葺き方をしているのが特徴です。
 
意外なことに和瓦でも洋瓦でも施工方法はほぼ共通
 
 
また、防災に優れた瓦なども選ぶことができます。
→ 似合う洋瓦はどれ?タイプ別マッチング
→ 災害に強い防災瓦
・湿度が多い日本でも安心、現在の洋瓦はほぼ日本産
生産は主に日本の三大瓦の産地である三州(愛知県西部)、淡路(兵庫県淡路島)、石州(島根県西部)で行われています。
それぞれが歴史を持つ産地で、日本の気候に合わせて造られていますから、安心です。
 
 
洋風のお家ならS形瓦がお薦め
 
お住まいの外壁がモルタルやジョリパッドでコテ跡や模様を描いた建物なら、絶対にお似合いになるはずです。また窯業系サイディングで洋風のデザインや意匠を持ったものとの相性もいいでしょう。
→ 栄四郎瓦株式会社エスパニカでデザイン性あふれる屋根に
 
 
 
 
 
和洋折衷ならM形(波形)瓦
 
色さえ間違えなければ、平屋で軒の出が大きく、外壁の下半分が板張りで漆喰などの塗り壁にも似合います。貴方のお家に合う色を選んであげてください。
→ 重厚感を残しつつイメージを一新
 
 
 
 
 
純和風でも全く問題なしのF瓦
 
ラインや凹凸を施したものは和風のお家にもしっかりとマッチしますし、モダンなデザインの建物にも似合います。
→ 完全フラットタイプのF形瓦で引き締まった印象に
 
 
 
混ぜ葺きといった遊び心溢れる葺き方も
混ぜ葺きは化粧スレートなど、他の屋根材でも行われていることです。ちょっと想像ができないという方は画像をご覧になってください。
 
洋瓦は現在の外壁の主流である窯業系サイディングとの相性もバッチリです
洋風の意匠を持った窯業系サイディングの外壁にJ形瓦(和瓦)の屋根という建物も多いのです。外壁と屋根とのマッチングに不満がある方は洋瓦による屋根リフォームを検討してみることをお薦めします。
 
 
 
瓦屋根から瓦屋根への葺き替えであっても、メンテナンス性をアップさせ、災害に強い屋根にすることができるのです。
 
メンテナンス性のアップ
・セメント瓦よりも粘土瓦を選びましょう
洋瓦でも粘土瓦を選択すれば、屋根塗装の手間が省けますし、その分のコストも節約できます。
災害に対して強い屋根へ
・お薦めは地震に強く、強風にも強い防災瓦
また、強風時に飛散することもありません。こういった屋根にしておけば、いざという時も安心です。
地震や台風で屋根瓦が落下したニュース映像などをご覧になり、瓦屋根にすることに不安を抱える方もいらっしゃるかもしれませんが、瓦やその施工方法も改良が重ねられ新しいガイドラインが推奨されているのです。
 
 
・防災瓦は従来の瓦よりも軽いから地震時にも有利
また、防災瓦は重さにも気を配っているので、従来の瓦より軽いものがほとんどです。概ね、重量は1割程度軽くなっています。1割と聞くと瓦1枚で数百グラム程度ですが、100㎡(約30坪)の屋根の場合、実に400kg近くの軽量化になります。
雨漏りしにくい
・瓦の下に雨水が入り込みにくい瓦もあります
瓦の下端の形状を工夫し、雨水の流れと切れをよくした瓦もあります。緩い勾配(傾斜角の少ない)の屋根に開発されたものですが、普通の勾配の屋根でももちろん、それ以上でも使用可能です。屋根材の下に雨水が入り込まなければ、雨漏りしにくいだけでなく、防水紙の寿命も延びますからいいこと尽くめです
 
 
屋根は軽いほうが良いの?
しかし元々瓦が葺かれている建物というのはその重さに耐えられるよう壁や柱の構造が計算されていますから、過度に心配される必要はありません。
 
 
 
漆喰補修
 
 
 
冠瓦・ケラバ瓦
 
 
 
 
軒先面戸
 
 
 
ずれや割れ
 
また重い瓦が落下するのは危険ですから、この場合も見つけたら点検・補修をしてもらいましょう。割れた瓦は同じ品番や後継で似た形のものなどがあれば差し替えられます。(差し替えた場所に釘を打つのが困難な場合は専用の接着剤での固定になります。)
 
 
洋瓦に塗装は必要?
しかし粘土瓦である場合は塗装の必要はありません。できないこともありませんが、一度塗装すると塗膜劣化の際に見た目が悪くなってしまうので、塗装はせずに経年での色の変化を楽しんだ方が良いでしょう。
洋瓦の実際の施工例
J形瓦からF形瓦へ
 

 
工事費用 鶴弥スーパートライ110 タイプI
築年数 築32年 建坪 55坪 工事費用 197万円
・瓦屋根の問題部分
 
 
 
・日本瓦から洋瓦(軽量防災瓦)への葺き替え
 
 
これまで使用していた瓦を取り外し、撤去していきます。瓦を取り除いた後には葺き土や防水紙、桟木が残りますから、こちらも撤去しつつ、清掃を行います。
 
 
古いお家だったようで、野地板はバラ板が使われていました。通気性が高いという利点があるのですが、現在では防水紙の性能も上がりましたので、バラ板ではなく構造用合板が使われています。バラ板の上に構造用合板を増し張りしていきます。細いバラ板の上に構造用合板を増し張りしたので、屋根の強度も上がりました。
 
 
続いては防水紙を敷いていきます。防水紙にはタディスホワイトを使用しました。タディスホワイトは釘周りのシーリング製に優れ、引っ張りや引き裂きにも強い優れた防水紙です。
 
 
クレーンを使って瓦を屋根の上へと搬入します。この瓦を載せているパレット、屋根の勾配に合わせて水平になる仕組みがあるとても便利な物です。
 
 
今回使用する瓦は瓦の三大産地三州(愛知県西三河地方)で生産された軽量防災瓦です。鶴弥スーパートライ110 タイプIという製品でF形の洋瓦になります。瓦はビス止めされ、瓦同士がフックで連結されるため、防災瓦の名の通り、地震にも台風にも強い屋根になります。棟瓦もなんばんで固定された芯木にビス止めます。
・日本瓦から洋瓦(軽量防災瓦)への葺き替え、竣工
 
 
築年数が長く雨漏り等でお困りの方、耐用年数を過ぎたセメント瓦などでリフォームをお考えの方もまずは街の屋根やさんまでご相談ください。
屋根の状態、お住まいの状態をしっかり確認し、ご希望などをお伺いしたうえで、屋根材やリフォーム方法をご提案させていただきます。
すでに洋瓦屋根にお住まいの方も、瓦屋根の点検・修理・リフォームは街の屋根やさんにお任せください。
 
洋瓦のまとめ
●洋瓦は西洋が発祥の瓦です
●スペイン発祥のS形瓦、フランス発祥のF形瓦、それらの進化形と呼ばれるM形(波形)瓦があります
●意外なことに和瓦(J形型)も洋瓦も施工方法はほぼ一緒です。
●輸入されている洋瓦もありますが、現在の洋瓦はほぼ国産です
●洋瓦の形状によって似合うお家も違います
●純和風のお家にも似合う洋瓦はあります
●混ぜ葺きはお家のお洒落度がアップします
●洋瓦の場合も和瓦と同じく、漆喰やケラバ、面戸部分などのメンテナンス・補修が必要です
●洋瓦へ葺き替えるならメンテナンスの手間が減り、災害に対しても強い防災瓦などを選びましょう

 
						 
									 
									 
							 
									 
		 
		



 
 
 
 
 
 
