鏡板のシンナー拭き中です
ケレンして付着した浮いた塗膜やケレンかす、油分などを 塗料用シンナーで拭きとっていきます
吹付前のシンナー拭きの必要性1. 油分を完全に落とすため
金属の雨戸・戸袋は、手の脂、排気ガスの油膜、古いワックスなどが必ず付いています。
これが残ったまま吹付すると、塗料が弾く・縮む・密着しない。
職人は「油が残ってる鉄には塗料は乗らねぇ」とよく言います。
シンナー拭きは、その油分をゼロにするための最終仕上げです。
2. 細かい粉(チョーキング)を取り切るため
高圧洗浄やケレンで落としきれなかった粉が、金属表面に薄く残ることがあります。
シンナーで拭くと、この粉がしっかり取れて、塗料の食いつきが格段に良くなる。
吹付は特に薄膜で仕上げるので、下地の状態がモロに出ます。
3. 静電気で付いたホコリを除去するため
金属は静電気を帯びやすく、吹付前にホコリが吸い寄せられます。
シンナー拭きは静電気を抑えつつ、微細なホコリを一掃できる。
これをやらないと、吹付後に「ブツ」が出て仕上がりが荒れます。
4. 塗膜の密着を最大限に高めるため
シンナーで拭くと、金属表面がわずかに脱脂されて、塗料が“ガチッ”と噛み合う状態になります。
職人はこれを 「肌を起こす」 と言います。
このひと手間で、剥がれにくさが数年単位で変わる。
5. 吹付特有の仕上がりムラを防ぐため
吹付はローラーよりも薄く均一に塗るため、下地の汚れや油分が少しでも残っていると、
• 色ムラ
• ツヤムラ
• 塗料の縮み
がすぐに出ます。
シンナー拭きは、仕上がりを職人レベルに引き上げるための最終チェックでもあります。
などがあげられます