宇都宮市で和瓦屋根の棟組み換え工事が着工になりました。
2024.09.21
宇都宮市で和瓦屋根の棟組み換え工事が着工になりました。 施工前の屋根の状態です。 地震の影響か巴瓦が無くなっていて、平瓦も一枚割れている状態でした。 今回の工事は、瓦の差し替えと丸瓦を外し台面を作りなおす、棟組替え工事になります。 棟違い側の丸瓦を外しました。 ビス固定している丸…
宇都宮市で水シャットを使い棟組み換え工事をしました。
既存棟の解体中です。
丸瓦を固定してある、ビスを外してから丸瓦を割らないように保管しておきます。
撤去したなんばんは、きれいに掃除しました。
棟キュンパワーと言う耐震金具を、土台のビス穴から桟木を狙って、ビスで固定していきます。
地震があった時、この耐震金具が支えになって台面の崩壊を防ぎ、また瓦が落下するのを防ぎます。
台面を作る時、南蛮を盛りますが、高さと幅を一定にするために、型枠を置いて調整していきます。
棟の幅に合わせて、型枠をビスで止め直して使用します。
型枠に南蛮を小手で詰め込み、成型していきます。
棟木より上には南蛮が出ないように、幅を持たせて台面を作りました。
左右均等に成型された、台面が完成しました。
丸瓦は、左右から見て棟木の中心にビス穴が来るよう、調整しながら仮固定していきます。
丸瓦のビス穴から、ステンレス製の１００ミリのビスで、棟木に固定していきます。
これで耐震金具と台面、棟木、丸瓦が一体になって、耐震仕様の棟が完成しました。
左右に膨らんできている台面の表面を、鶴首小手で押し付け、ひび防止の仕上げをしています。
隅瓦を抑えていた銅線が切れていましたので、隅瓦同士をシーリング材で固定しました。
全ての工程が終了しました。
これで何時雨が降っても安心です。
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